新年明けましておめでとうございます。今年の診察が始まりました。入院のワンちゃんや3日午前中の予約診察などがあったので、診察はじめではないですが、気を引き締めて診察をしました。土曜日ともあって、かなり待たせてしまった患者様もおられたようで大変申し訳ありませんでした。何卒、今年もよろしくお願い致します。
本年最後の診察が終わりました。8月28日に開業して以来、多くの方にお世話になり、多くの方に来院して頂きました。感謝の気持ちでいっぱいです。
明日も予約診療があるため、午前中は病院にいます。何かありましたら来院してください。来年度は1月5日(土)からの診察となります。来年も何卒よろしくお願い致します。
往診から帰ってきて車から降りると、病院前にあるコンビニの駐車場から手を振ってる人がいました。誰だろうと思ったら、懐かしい顔ではないですか!!以前勤めていた病院の患者様でした。お父様、お母様お二人で来られていました。お二人には数年お会いしておらず、開業の報告もしていませんでしたが、開業したと聞いたとのことで来院されました。胡蝶蘭まで頂きました。ありがとうございました。また私が診させていただいたワンちゃんは、永眠されたとのことでした。腫瘍、椎間板ヘルニアなど色々な病気になり、入院・手術を乗り越えた思い出があります。その後はずっと会ってませんでしたが、元気に過ごしていたとのこと。時の流れは本当に早いですね。思い出を話すとつい最近のようですが、もうそんな前の話だったですね。いつも笑顔のお二人といつも人懐っこいワンちゃんを診察していたこと、今でも目に浮かびます。忘れることはありません。
会陰ヘルニアは、去勢をしていない高齢の雄のワンちゃんによく認められる病気の一つです。お尻の筋肉が弱くなることで、筋肉があった部位に穴ができ、そこに直腸や膀胱などが飛び出だす病気です。肛門のまわりが腫れている、便が出にくい、おしっこがでにくいなどの症状が認められます。11月になって会陰ヘルニアで来院されるワンちゃんが多いです。膀胱と前立腺がでてしまい手術したワンちゃんが現在も入院中です。診察を続けているとある一つの病気が突然重なってくる時があります。何かの影響なのでしょうか・・・・。去勢をされていない高齢のワンちゃんのご家族の方は時折、お尻のふくらみがないか見ておいてくださいね。
11月17日、18日に大阪で、第33回動物臨床医学会年次大会がありました。私は本学会で、2つの講演があったため、病院を臨時休診としました。そのため、多くの患者様にご迷惑をおかけしました。臨時休診について、皆様にご理解いただき、心より感謝しております。講演の題名は『ピモベンダンを使いこなす!!〜臨床の側面から〜』と『猫の甲状腺機能亢進症〜関連する心疾患・腎疾患について〜』です。ピモベンダンは重度の心不全に用いられるお薬ですが、『心臓病のどの病期から使うのか??』などの疑問点があります。今回の講演では、その疑問点について解説しました。甲状腺機能亢進症は高齢の猫によく認められます。甲状腺ホルモンは簡単に言うと元気の出るホルモンですが、出過ぎてしまうと色々な併発疾患を発症します。その併発疾患には心臓病と腎臓病が含まれており、今回の講演では、甲状腺機能亢進症における心臓病・腎臓病の重要性について解説しました。
以前にブログに書いた子宮蓄膿症のワンちゃんは、とても体が大きく、自分で歩くのも大変そうな感じに見えます。何とか痩せるようにと、体重をこまめに伝えるようにしていますが、『また太ってる〜〜!!』と頭を抱えることも・・。体重管理は人と同様で大変ですね。丸いのはとても可愛いですが(笑)。フード会社のヒルズさんから『メタボリックス』という肥満対策用の新たなご飯がでました。私も『メタボ』なので、『メタボリックス』を食べないといけないかも・・。
今日はワンちゃん、ネコちゃんの腎臓病が多くこられました。皆、維持可能な病期ステージだったので安心です。何の病気もそうですが、早期診断、治療は重要ですね。少し遠方より来られていた患者さんは、熱意が伝わってくる程勉強されていました。私も熱意が伝わるように、治療などについて話しました。
今日は、昔から、心臓病と泌尿器の治療をしていたワンちゃんが病院に来られました。お母さん、娘さん、お孫さん、ワンちゃんでいつも来られます。久しぶりにお会いしましたが、お孫さんも成長しておられました。時の流れは早いです。私は昔から、小さな子供に気に入られる自信があります。しかし・・・・・、昔はよかったのにお孫さんは、あまり私の相手をしてくれませんでした(涙)。照れているだけだと信じよう・・・(笑)。
SAC(Small Animal Clinic)という雑誌に載りました。『僧帽弁閉鎖不全症の経過観察中に心房細動を発症し、ピモベンダンを追加投与した小型犬の1例』についてです。僧帽弁閉鎖不全症は小型犬の心臓病としてよく認められます。僧帽弁閉鎖不全症が重度になると色々な不整脈を発症します。心房細動はその一つですが、この不整脈を小型犬が発症すると一ヶ月程しか生きることができません。この報告は、その心房細動に対して、新しい治療薬の追加が有効だったという報告です。しかし、不整脈を完治させれるわけではないです。少しでも、元気で長生きしていただけるように、より良い治療法を見つけるために努力を続けないといけませんね。
今日の午後は、紹介していただいた心臓病の患者さんを二件診察しました。今日は台風で、無事に来院されるのか心配でしたが、問題なく来院されました。岐阜より来られたワンちゃんは先天性の心臓病を患っていましたが、とても元気でした。家族の方々もすごく大事にされているのがみえました。よりよい時間を家族で過ごしていただけるようにしたいですね。
診察後に見送りましたが、恐ろしいぐらいの風と雨が降っていました。台風が近づいて来てるとのことです。無事に帰れたのか心配です。
今日は、夜に緊急の手術がありました。子宮が膿む子宮蓄膿症という病気です。合併症を発症していなければ、基本的には助ける事ができる病気です。手術は無事に終わりましたが、患者さんは合併症が既に沢山でているためとても心配です。愛情をもって治療すれば好転すると信じています。今日は夜通し愛情を注ぎ込みます。早く元気になってほしいです。
今日も午後は他院診察がありました。今日も色々な患者さんを診察しました。
困っておられる患者さんの力に少しでもなれればといつも思っています。
そのためには、技術的な事だけではなく、他の色々な部分においても成長が必要ですね。
診察をする度にそう感じます。
明日は手術があるため、今から準備です。
今日は臨時休業日でした。しかしお電話があり、高速道路に乗ってきたが休みになっているとのこと。まだ名古屋にいたため、直ぐに対応しました。一時間程でしたが、その間に四件こられました。当院でははじめての臨時休業日でしたが、周知してもらう難しさを実感しました。本当にご迷惑をおかけしました。
今日は、一ヶ月に一度、眼科診療の講師をしてくださっている、神奈川県、鎌倉山動物病院の福島潮先生が当院に来られました。福島先生とは、私が大学で研究生をしていた9年ほど前に出会いました。それから、ずっと仲良くしてくださり、眼科診療を教えていただいています。福島先生の眼科診療と超音波検査技術は、いつも見ても感心させられます。当院の眼科診療がより良くなるように、福島先生の技術をより習得したいものです。勉強あるのみ。
今日は午前中、病理検査で無菌性結節性脂肪織炎と診断したM・ダックス君、リンパ腫のワンちゃんなどが来院しました。無菌性結節性脂肪織炎はM・ダックスに多い病気です。原因もはっきりしていないので困った病気です。治療に反応してくれるよう祈ります。リンパ腫のワンちゃんは、抗がん剤療法でリンパ節は小さくなりました。問題点はまだまだありますが、とても元気なので安心です。
お昼から、往診にいきました。おばあちゃんと二人暮らしで、重度の心臓病と腫瘍を患っているシーズー君です。私は、昔よりシーズー君の主治医です。おばあさんが、なかなか病院にこれないので、毎回往診しています。今回は3ヶ月ぶりの再会でした。いつも通り、シーズー君とおばあちゃんは、とても喜んでくれました。往診に行く度に、コーヒーを出してくれて、前回あったときからの出来事を話してくれます。毎回、往診というより、お話会です(もちろん病気はしっかり診て帰りますよ)。病院から往診先まで往復一時間半かかりますが、二人にいつもエネルギーをもらうので全く疲れはありません。また、元気なお二人に会えるのが楽しみです。