11月17日、18日に大阪で、第33回動物臨床医学会年次大会がありました。私は本学会で、2つの講演があったため、病院を臨時休診としました。そのため、多くの患者様にご迷惑をおかけしました。臨時休診について、皆様にご理解いただき、心より感謝しております。講演の題名は『ピモベンダンを使いこなす!!〜臨床の側面から〜』と『猫の甲状腺機能亢進症〜関連する心疾患・腎疾患について〜』です。ピモベンダンは重度の心不全に用いられるお薬ですが、『心臓病のどの病期から使うのか??』などの疑問点があります。今回の講演では、その疑問点について解説しました。甲状腺機能亢進症は高齢の猫によく認められます。甲状腺ホルモンは簡単に言うと元気の出るホルモンですが、出過ぎてしまうと色々な併発疾患を発症します。その併発疾患には心臓病と腎臓病が含まれており、今回の講演では、甲状腺機能亢進症における心臓病・腎臓病の重要性について解説しました。
H24.11.19 講演会