小動物循環器科専門誌であるVetrrinary Circulationに、『猫の心筋症の病態評価ー心エコー検査ー』について書きました。猫の心筋症は、症状が認められるまで気づかれないことが多い疾患です。猫は心拍数が速く聴診のみで心疾患を見抜くことは容易ではありません。そのためワクチン接種時など、聴診を行う機会があったとしても気づかれることが少ないのです。心筋症の起こし易い純血種や、運動すると疲れ易いなどの症状があれば、一度心臓の検査を受けてみるのも良いと思います。