そういえば執筆活動のことを書いていなかったので、最近の活動を報告します。『腎性高血圧』について書きました。最近は腎臓病症例には必ず血圧を測定される先生も増えています。しかし困ったことに、病院に来ると動物は興奮し血圧が高くなります。お医者さんの白衣を見たら血圧が高くなってしまう『白衣効果』というやつですね。そのため、測定値はとても曖昧なものとなります。腎性高血圧治療の問題点は、血圧が本当は高くもないのに薬を飲んでいる、逆に本当は血圧が高いのに興奮だろうと考え薬を飲んでいないことです。そのようなことを失くす為にも、尿蛋白測定、眼底検査、心臓検査などを行い、高血圧症を確実に診断する必要があります。診断には本当に時間がかかります。当院もいずれは自宅で測定できるようにしたいですね。
H27.9.1 執筆活動① 腎性高血圧